【VGC2022】使用構築


こんにちは、ケンピースです!
今回は、私がVGC2022ルールで一番よく使用していた構築を紹介します。
(思い出として書いているところが多いので所々雑かもしれませんがお許しを)

構築経緯

イベルタル・・・かっこいいし2019でも使ってて思い入れがあるから使いたい
グラードン・・・ザシアンに強そう
レジエレキ・・・速くて強い
エルフーン・・・何でもできる
トリトドン・・・カイオーガやトリル構築に強そう
エースバーン・・・グラードンと相性がよさそう


個別解説

イベルタル
【悪の波動、デスウイング、熱風、バークアウト@突撃チョッキ/ダークオーラ】
211-122-116-179-120-158(76-0-4-220-12-196 臆病)

HB:A244ザシアンの+1きょじゅうざん耐え
S:最速霊獣ランドロス抜き

2月の予選から毎回使っていた、最も愛着のあるポケモン。技も特性も強く、ダイアークとの相性が良いのも◎。突撃チョッキだとダイマしないと若干パワー不足になるのが難点(命の珠型をもう少し深く考察してみてもよかったかもしれない)。
バークアウトの命中率は絶対に信用するな
ダイマ率40%


グラードン
【断崖の剣、炎のパンチ、ストーンエッジ、身代わり@白いハーブ/日照り】
199-220-161-*-111-120(188-236-4-0-4-76 意地っ張り)

H:4n-1
A:11n
S:+1で最速111族抜き

威嚇で火力を削がれるのが面倒なので白いハーブ&身代わりを採用。WCSを観てるとビルドアップ&食べ残し型も面白そうだと思った。
ダイマ率15%


レジエレキ
ライジングボルト、ワイルドボルト、飛び跳ねる、守る@命の珠/トランジスタ
159-121-77-167-0-242(28-4-52-52-0-172 うっかりや)
H:16n-1,10n-1
HB:A244ザシアンの+1きょじゅうざん耐え
S:実数値120(*1.5で最速111族抜き調整)*2 抜き抜き

速くて強い(がこの型だとダイマしないとそこまで強くない)。突撃チョッキカイオーガ意識で両刀。後述のエルフーンのくすぐるや噓泣きと組み合わせるとエグい火力が出る。
ダイマ率40%


エルフーン
マジカルシャイン、くすぐる、嘘泣き、追い風@きあいのタスキ/悪戯心】
135-64-105-129-96-184(0-0-0-252-4-252 臆病)

くすぐると嘘泣きで隣のポケモンをサポートする動きが普通に強い。マジカルシャインは相手のきあいのタスキを削り取るために使う。


トリトドン
【大地の力、凍える風、欠伸、守る@食べ残し/呼び水】
218-88-101-112-134-39(252-0-100-112-134-39 生意気)

HB:A244ザシアンの+1じゃれつく耐え

主にカイオーガ構築や白馬パルキアに対して選出。深いこと考えずにただ欠伸をし続けるのが意外と強かった。
ダイマ率5%


エースバーン
【火炎ボール、フェイント、サイドチェンジ、コートチェンジ@広角レンズ/リベロ
155-168-95-*-96-188(0-252-0-0-4-252 陽気)

主にRinya Sunに対して初手に選出。先発にオーロンゲが出てくることが多いので、ダイマするぞと見せかけて壁を貼らせ、その壁をコートチェンジでパクる。にちゃあ
実際のダイマ率は0%

おまけ

最後に、私がこのルールでザシアンを使うとしたらどのような調整で使うかを載せておきます。(単体考察です)

ザシアン(剣の王)
191-231-135-*-135-189(188-156-0-0-0-164 意地っ張り)
【きょじゅうざん、聖なる剣、電光石火、守る@朽ちた剣/不撓の剣】

H:16n-1,6n-1
A:11n
S:最速119族(エースバーン)抜き

個人的には耐久がそこそこあるザシアンが強いと思っている。多くのポケモンが「ザシアンの(+1)きょじゅうざん耐え」調整なので、それをも倒しきれるよう電光石火を採用。

終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。
来年は横浜でWCSがあるということなので、大学受験を今年で成功させてポケモンを復帰し、WCSに出られたらいいなと思っています。
もしよろしければTwitter @kenpeace_poke のフォローお願いします。質問等もこちらで受け付けております。

【シーズン20ダブル】使用構築

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こんにちは、ケンピースです!
今回は、私がシーズン20(ダブルバトル)で使用した構築を紹介します。

※この記事内で触れる環境・考察などは、JCS2021後のものになっています。それ以前の環境については詳しくないため触れていないので悪しからず。

構築経緯

ガブリアスとの出会いf:id:kenpeace_poke:20210803140627p:plain
私は、シーズン終了1週間ほど前に開催された、ガブリアス好き某配信者(名前を勝手に使っていいのか分からないので)さん主催の仲間大会で初めてガブリアスを使いました。高火力高耐久、ムダの無い種族値で非常に扱いやすかったので、このポケモンを中心に構築を組む事にしました。

ガブリアスの隣のポケモンf:id:kenpeace_poke:20210803141312p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803141258p:plain
私がガブリアスと相性がいいと考えるポケモンはピッピです。特性の フレンドガード でガブリアスの耐久を更に引き上げたり、この指とまれガブリアスにとんでくるドラゴン技を無効化したり、ダイアース や ダイスチル で更にカチカチになれたりします。また、このポケモンはどのポケモンと一緒に出しても使いやすいので、構築の柔軟性が高くなったとも言えます。

●氷、フェアリータイプ対策f:id:kenpeace_poke:20210803141349p:plain
ガブリアスの苦手な氷、フェアリータイプ対策にウツロイドを採用しました。採用理由は私が好きだからです。こちらも優れた種族値で、特性の ビーストブースト で火力が上がると手が付けられなくなってしまいます。

●バナコー対策f:id:kenpeace_poke:20210803141406p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803141418p:plain
環境に多いポケモンに勝てるようにすれば、自然と勝率は上がるものです。このルールで最も対策すべきはバナコーだと思います。上からも下からも殴ってくるこの構築には多めに対策を割きたい所です。私は、フシギバナはエースバーン、コータスツンデツンデで対策する事にしました。エースバーンは「フジタのエースバーン」を参考に、ツンデツンデは「コータスよりも遅く、タイプ相性で有利なポケモンを」ということで採用しました。スカーフエースバーンはほとんどのフシギバナを上から一撃で倒すことができ、ツンデツンデはトリル下で大ダメージを与えることができます。
エースバーンの枠は、ファイアローやファイヤーも試しましたが、ダイマックスをしてもしなくても使いやすく、柔軟性の高いエースバーンにしました。

●最後の1枠
ここまでの5匹でキツいのが霊獣ランドロスです。地面抜群が3匹で、かなり偏った構築になっています。それを解消出来るのがロトムです。ランドロスにめっぽう強く、またf:id:kenpeace_poke:20210803141502p:plain+f:id:kenpeace_poke:20210803141516p:plainで古の地震放電コンボもできるため相性が良さそうだということで採用しました。型が豊富で読まれにくいという利点もあります。

構築作りで重視する事

私がこのルールで構築を考える上で1番大切にしているのは「柔軟性」です。この言葉はこれまでにも何度か出てきましたが、様々な系統の構築が存在するこの環境で、どんな構築が相手でもそれなりに戦える構築が「強い構築」だと思っています。
具体的には、

①どのポケモンダイマックスしても強い
②型が豊富なポケモンを使う

この2点を熟慮して構築を作りました。これらを意識する事で、相手にとって読みにくい、すなわち相手の判断ミスを誘いやすい構築になり、勝ちやすくなると思います。

個別解説

ガブリアスf:id:kenpeace_poke:20210803141535p:plain
地震、岩雪崩、アイアンヘッド、剣の舞@命の珠/鮫肌】
189-200-116-*-106-148(44-252-4-0-4-204 意地っ張り)

H:10n-1
S:最速80族+3

Aに特化した珠ガブです。火力が高すぎてクセになります。ダイアース、ダイスチル の元となる地震アイアンヘッド は確定で、残り2枠の他の候補としては ドラゴンクロー、逆鱗、守る 等でしょうか。ただ、この指ピッピと並べることを考えると守りたい場面はほとんどなく、ドラゴン技は警戒されて通ることがほとんどないので 岩雪崩 と 剣の舞 を採用しました。


ロトムf:id:kenpeace_poke:20210803141549p:plain
【10万ボルト、ハイドロポンプ、放電、サイドチェンジ@オボンの実/浮遊】
155-*-128-165-128-115(236-0-4-196-4-68 控えめ)

C:11n、H252-D0 霊獣ランドロスハイドロポンプで確定1発
S:準速61族+2

ランドロス要員。ランドロスを一撃で倒せるよう、火力に多めに努力値を振りました。霊獣ランドロスのダイロックが6割ほど入るので持ち物はオボンにしました。


ウツロイドf:id:kenpeace_poke:20210803141605p:plain
【メテオビーム、ヘドロばくだんトリックルーム、身代わり@パワフルハーブ/ビーストブースト】
205-*-108-152-152-130(164-0-252-36-4-52 図太い)

HB:A特化(205)メタグロスアイアンヘッド耐え
C,D:ビーストブーストでCが上がるよう調整
S:準速77族(ヒードラン等)+1

ウツロイドトリックルームは読まれることが少ないので成功率が高いです。また、努力値を防御に厚く振ることでも相手の計算を狂わせる事ができます。
身代わりは、最速ウツロイドなら縛れている相手(リザードン、原種サンダー等)の 守る や交代を読んで使います。こちらも大体成功します。
私はこのポケモンを半年以上前から使っていましたが、相手の読みを外せるという点でとても使いやすかったです。


ピッピf:id:kenpeace_poke:20210803141619p:plain
【手助け、この指とまれ、お先にどうぞ、守る@進化の輝石/フレンドガード】
175-*-110-*-88-36(236-0-252-0-20-0 呑気)※S個体値0

H:16n-1

構築全体の耐久を引き上げるポケモン。特に言うことはないです。


ツンデツンデf:id:kenpeace_poke:20210803141633p:plain
【ジャイロボール、岩雪崩、トリックルーム、守る@王者の印/ビーストブースト】
167-201-201-*-123-18(244-252-0-0-12-0 寂しがり)※B個体値17、S個体値0

A,B:ビーストブーストでAが上がるよう調整

コータス要員で、トリルエースも担います。ダイマックスを他のポケモンに使うことも多いので持ち物は王者の印にしました。弱点保険、シュカ・ヨプの実も試しましたが、あまり発動回数が多くなく微妙でした。


エースバーンf:id:kenpeace_poke:20210803141738p:plain
フレアドライブ、飛び跳ねる、不意打ち、アイアンヘッド@拘りスカーフ/リベロ
155-184-95-*-96-171(0-252-0-0-4-252 意地っ張り)

技以外はフジタのエースバーンと同じです。f:id:kenpeace_poke:20210803141800p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803141813p:plainでダイジェット+地震 をしているだけでイージーウィンできることもあります。

選出

●基本選出
f:id:kenpeace_poke:20210803141836p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803141850p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803141903p:plain@1
基本的にはピッピでこの指とまれをしながらガブリアスで 剣の舞 を積んでそのままダイマックスさせます。

●選出②
f:id:kenpeace_poke:20210803141928p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803141936p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803141956p:plain@1
主にバナコーへの選出です。最も警戒すべきは初手バナコーで上から押しつぶされることなので、エースバーンは表に出します。サマヨコータスのような選出をされた時には、エースバーンをツンデツンデに即引きしてトリルを逆用します。

●選出③
f:id:kenpeace_poke:20210803142020p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803142029p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803142049p:plain@1
JCS2021シニア優勝構築、テッカグヤ入り構築への選出です。特に霊獣ランドロスロトムでしか倒せないので大切に使う必要があります。

●選出④
f:id:kenpeace_poke:20210803142120p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803142112p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803142141p:plain@1
トリルがキツそうな構築やガチトリル構築への選出です。特にブリザポス入り構築には、ブリザポスが出てくる前にツンデツンデでダイスチルを積んでおきたいです。

●選出⑤
f:id:kenpeace_poke:20210803142207p:plainf:id:kenpeace_poke:20210803142216p:plain裏@2
中低速で固めている構築への選出です。前述の通り、ダイジェット+地震 でイージーウィンできます。

終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私はこの構築で初めて最終3桁に入ることができました。これからも更なる高みを目指して頑張っていこうと思います。
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【JCS2019】使用構築 イベルオーガ

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・はじめに

こんにちは!ケンピースです。今回は私がJCS2019で使用した構築の紹介をしようと思います。至らぬ点が多々あるかと思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。


・概要

私がJCS2019(ウルトラシリーズ準拠)で使用したパーティ。3勝3敗(正確な順位は忘れましたが33位~50位のはず)でWCS2019への切符は手にしたものの予選敗退。また、初めからベスト8に入らないとWCSには参加しないと決めていたためWCS2019には出場しませんでした。


・構築経緯

カイオーガの相方f:id:kenpeace_poke:20201227232856p:plain
前回の記事でも説明した通り、私はこのルールではカイオーガを使うと決めていました。しかし、今回は二匹目の伝説枠がなかなか決まりませんでした。というのもこのルールはサンシリーズとは違い、魅力的なポケモンが多いためです。実際に試した組み合わせは以下の通りです。

f:id:kenpeace_poke:20201227232202p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232131p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232331p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232313p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232415p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232357p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232512p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232458p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232548p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232531p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232614p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232602p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232642p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232628p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232707p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227232657p:plain

この中で一番しっくり来たのがイベルタルでした。高火力高耐久、「おいかぜ」によるS操作もできる、型が豊富で読まれにくい...などの理由で非常に扱いやすかったです。

●ゼルネアスキラーf:id:kenpeace_poke:20201227233009p:plain
ゼルネアスを対策しなければならないことは、ウルトラシリーズにおいても同じです。特に伝説枠をf:id:kenpeace_poke:20201227234223p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227234236p:plainにした事でゼルネアスが非常に重くなっているため、十分な対策が必要です。私は今回もツンデツンデに注目しました。私はこのポケモンをサンシリーズで使用したことで、その強さを身をもって体感し、絶大なる信頼を置いていました。このポケモンの強さも前回の記事に書いてありますのでそちらを参照してください。

グラードン対策f:id:kenpeace_poke:20201227233047p:plain
こちらがf:id:kenpeace_poke:20201227235410p:plainを使う以上、f:id:kenpeace_poke:20201227235425p:plainは一番のネックとなるポケモンです。それは、天候を取られるとカイオーガの最大の魅力である「しおふき」が打てなくなってしまうからです。このポケモンの対策にはカポエラーを採用しました。カポエラーは、威嚇、猫騙し、ワイドガード など対グラードンでなくともダブルバトルで活躍できるスペックを十分に持ち合わせています。また、このルールで代表的な威嚇+猫騙しが出来るガオガエンとは違い、カイオーガの 潮吹き やグラードンの 断崖の剣 などのメジャーな技がバツグンではないため、これらのポケモンにも後出ししやすいというメリットがあります。

●メガ枠の決定f:id:kenpeace_poke:20201227233109p:plain
メガ枠は割とすぐにメガゲンガーに決まりました。それは、圧倒的な素早さと火力、さらには「かげふみ」という強力な特性を持ち合わせているからです。天候の取り合いになりやすいこのルールでは相手の交代を制限できるこの特性が非常に強く、容易に自分のしたいプレイングを押し通すことができます。また、「めざめるパワー(水)」を搭載することで苦手なグラードンにも奇襲を仕掛けることができます。

●残り一枠の決定f:id:kenpeace_poke:20201227233124p:plain
残り一枠は決まるまでにかなり時間がかかりました。手元にあるメモを見る限りは、f:id:kenpeace_poke:20201227234432p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227234442p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227234454p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227234512p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227234524p:plainというように移り変わりましたが、他にもランドロスライチュウピカチュウなんかも使っていたような気がします、、、。とにかく最終的にはトゲデマルに決まりました。このポケモンは伝説二匹を電気技から守る特性避雷針、ダブルバトルで強い猫騙し、耐性に優れた鋼タイプを持ち合わせており、カポエラーと共に伝説二匹のサポート役をしてもらうことになりました。


・個別解説

f:id:kenpeace_poke:20201227233224p:plainカイオーガ
【潮吹き、冷凍ビーム、根源の波動、守る@あいいろのたま/あめふらし→はじまりのうみ】
207-*-110-222(255)-160(180)-111 (カッコ内数値は原始回帰時)(252-0-0-252-0-4 控え目)

S:追い風下で準速スカーフカプ・テテフ+2

このパーティーのメインアタッカーです。基本的には味方のポケモンでS操作をし、このポケモンが上から潮吹きを打てるようにします。よって先発することはほぼありません。
素早さラインはこれがちょうどだと思います。トリル展開も考えているため追い風下で必要最低限のポケモンを抜けるように調整し、遅めに設定しました。


f:id:kenpeace_poke:20201227233242p:plainイベルタル
イカサマ、不意打ち、追い風、守る@アクZ/ダークオーラ】
207-173-116-*-123-166(44-172-4-0-36-252 陽気)

H:16n-1
HD:C200カプ・テテフムーンフォース確定耐え
A:余り、H252B0振りのゲンシカイオーガイカサマZで高乱数一発
S:最速

S操作兼アタッカーです。最速にすることで、特性の発動順による相手のポケモン(主にf:id:kenpeace_poke:20201227233520p:plain)のスカーフ判別ができます。相手のカプ・テテフがスカーフであってもムーンフォースを耐えるように調整しているので、悠々と追い風をすることができます。
物理、バクア切り守る採用型が割と珍しく、主にf:id:kenpeace_poke:20201227233545p:plainを大きく削ったり、集中攻撃を守るで凌いだりとなかなか使いやすかったです。


f:id:kenpeace_poke:20201227233258p:plainツンデツンデ
【ジャイロボール、スキルスワップトリックルーム、守る@シュカのみ/ビーストブースト】
167-153-231-*-168-16(244-12-0-0-252-0 生意気)※S個体値0

サンシリーズの頃との変更点は、HAベース→HDベース、岩雪崩→スキスワ、ジンゴ→シュカ です。いずれもf:id:kenpeace_poke:20201227233609p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227233620p:plainを意識したもので、ジオコントロールを積んだゼルネアスにより後出ししやすいHD振り、トリル下で天候を取り返せるスキスワ、弱点補強のシュカとなっています。


f:id:kenpeace_poke:20201227233310p:plainカポエラー
インファイト、フェイント、猫騙し、ワイドガード@脱出ボタン/威嚇】
157-116-127-*-165-91(252-4-92-0-156-4 慎重)

前述の通り、威嚇、猫騙し、ワイドガード が非常に優秀で、f:id:kenpeace_poke:20201227233417p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227233432p:plainの攻撃から味方を守ったり、脱出ボタンを持たせると、味方のポケモンを後出しする際にこのポケモンを経由することで、より安全に後出ししたりできます。
実はカポエラーは私が全ポケモンの中で一番好きなポケモンです。五世代の頃、逆立ちしてたのが可愛らしくて好きになりました。このポケモンを晴れ舞台に連れていくことができてとても嬉しく思っています。


f:id:kenpeace_poke:20201227233320p:plainゲンガー
ヘドロばくだん、めざめるパワー(水)、身代わり、守る@ゲンガナイト/のろわれボディ→かげふみ】
135-*-80(100)-182(222)-96(116)-178(200)(カッコ内数値はメガ進化時)(0-0-0-252-4-252 臆病)

C:耐久無振りゼルネアスを約70%の乱数で確定一発
S:カプ・コケコなどと同速勝負できるよう最速

VSf:id:kenpeace_poke:20201227233644p:plainf:id:kenpeace_poke:20201227233653p:plainに特化したメガゲンガーです。色々な型を試しましたが、身代わりと守るを両方採用してかげふみの効果を長続きさせるこの型が一番使いやすかったです。
シャドーボールを切っていますが、欲しいと思った場面はあまりなく、仮想敵のネクロズマイベルタルで処理できるため問題ないです。
めざめるパワーを使うポケモンを色違いにすると、「まさか色違い&めざパはないだろう」ということでめざめるパワーを警戒されにくく、奇襲が成功しやすいです。
ヘドロばくだんでゼルネアスを確定では倒せませんが、相手が30%で耐えたとしてもこちらが追加効果の毒を引く確率も30%なので実質確定一発で落とせます。


f:id:kenpeace_poke:20201227233339p:plainトゲデマル
【びりびりちくちく、ほっぺすりすり、がむしゃら、猫騙し@きあいのタスキ/ひらいしん
141-150-83-*-93-162(4-252-0-0-0-252 陽気)

特性避雷針で伝説二匹を電気技から守ります。猫騙しは言わずもがな、ほっすり+びりちくでワンチャン狙えたり、タスキで耐えて返しのがむしゃらで大ダメージを与えたりとなかなか使いやすかったです。他の避雷針ポケモンとは違い、耐性にも優れているのが強みです。


・おわりに

私はこの構築でJCSという大舞台で有意義な思い出を作ることができました。プレイング面での反省点はありますが、構築の完成度はなかなか高いのではないかと思っています。ただ、かなり立ち回りを練習したグラードン入り構築に一回も当たらなかったのはショックでした(笑)(まあそんなものですよね...)。この悔しさをバネに、いつかまたJCSやWCSに出場し、良い結果を残せたらなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。もしよろしければ、Twitter@kenpeace_poke をフォローして頂けると嬉しいです。質問等もこちらのリプやDMで受け付けております。

【WCS2019 サンシリーズ】使用構築

f:id:kenpeace_poke:20200903225241p:plainf:id:kenpeace_poke:20200903225317p:plainf:id:kenpeace_poke:20200903225339p:plainf:id:kenpeace_poke:20200903225358p:plainf:id:kenpeace_poke:20200903225410p:plainf:id:kenpeace_poke:20200903225420p:plain


・はじめに

こんにちは、ケンピースです。今回、初めての構築記事になります。「なんで今さらこんなに昔のルールの記事を」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今回私が構築記事を書こうと思った理由としましては、

①自分の思い出のパーティを記録して残しておきたかった
②本当に結果を残した時のために記事を書くことに慣れておきたかった

などがあります。不慣れな点も多いので拙い文章になってしまうかと思いますが、最後まで読んで頂けると幸いです。


・概要

WCS2019サンシリーズルールのINC Novemberで私が使用したパーティ。
最終・最高レート1732で、JCS2019(シニアカテゴリ)の出場権を獲得することができました。


・構築経緯

●こだわりメガネカイオーガとの出会いf:id:kenpeace_poke:20200903055613p:plain
まず、このルールが発表された時、私はカイオーガを使うと決めていました。「しおふき」という高火力範囲技が単純に強いと思ったからです。同じように考えているプレイヤーも多く、「スカーフカイオーガ+すいすいルンパッパ」といったような、とにかく上から殴り倒すような構築が大流行していました。私も最初はスカーフカイオーガを使っていましたが、ミラー構築と当たるとどうしても同速勝負になってしまい、運要素が大きくなるため勝率を安定させることが難しく、INCのように勝ち続けないといけない場面には適していないと判断しました。
そこで、どうせこだわるならメガネにしてしまおう!(S関係は追い風やトリックルームでなんとかすればいいや)と思い、実際に使ってみると、その高火力がクセになり手放せなくなってしまいました。

●S操作担当の決定f:id:kenpeace_poke:20200903060127p:plain
カイオーガを使う以上、どうしても必要になるのがS操作をするポケモンです。というのも 潮吹き という技は自分のHPが少なければ少ないほど威力が下がってしまうため、なるべく相手より早く 潮吹き を打ちたいからです。
そんな中見つけたポケモンルナアーラです。特性のファントムガードによりHP満タン時に受けるダメージを半減でき、耐久面の種族値も高いためほぼ確実にS操作をすることができます。また、このポケモンは代表的なS操作技である 追い風 とトリックルーム を両方覚えるため、相手のパーティによって臨機応変に対応できる点も魅力です。さらに ワイドガード も覚えるため、潮吹き で拘った相手のカイオーガを詰ますこともできます。

●ゼルネアスキラーf:id:kenpeace_poke:20200903060844p:plain
GSルールで一番対策しないといけないポケモンはゼルネアスです。ジオコントロール を積まれると手が付けられないほどの化け物になってしまいます。私はこのポケモンツンデツンデで対策することにしました。一番の採用理由は見た目です(笑)。能力も非常に高く(というか無駄が無く)使用感はほかの鋼タイプと比べてバツグンでした。ゼルネアスの攻撃技は ムーンフォースマジカルシャイン であることが多く、ツンデツンデはそれらを半減で受けることができる上に、こちらの ジャイロボール でほぼ全てのゼルネアスを一撃で倒すことができ、一方的に有利を取ることができます。

●残りの三匹の決定f:id:kenpeace_poke:20200903060753p:plainf:id:kenpeace_poke:20200903060802p:plainf:id:kenpeace_poke:20200903060813p:plain
残りの三匹はどうやって決まったかはあまり覚えていませんが、先制技を防げるカプ・テテフ、威嚇+猫騙し+蜻蛉返りなどなんでもできるガオガエン、主要な伝説(カイオーガグラードンなど)に強く、威嚇にも強いラランテスといった感じで決まったような記憶があります。


・個別解説

f:id:kenpeace_poke:20200903055754p:plainカイオーガ
【潮吹き、雷、根源の波動、熱湯@こだわりメガネ/あめふらし
175-*-110-202-161-156(0-0-0-252-4-252 臆病)

このパーティのメインアタッカーです。拘りメガネを持たせることで火力が格段に上がります。
基本的には潮吹きを打ちます。体力が減ってきたら熱湯を打つのがまるいです。ただ、範囲技でないと勝ちが見込めない場合には祈りながら根源の波動を打ちましょう。外しても文句を言ってはいけません。そんなことで文句を言っていてはポケモンは強くなれません。「次は当ててね」と優しく言ってあげましょう。


f:id:kenpeace_poke:20200903060732p:plainルナアーラ
シャドーレイ、追い風、トリックルームワイドガード@サイコシード/ファントムガード】
239-*-117-187-138-124(212-0-60-100-84-52)

H:16n-1
HB:A特化イベルタルの叩き落とす(オーラ込、持ち物なし)確定耐え
C:11n
S:準速70族(ルンパッパなど)+2、
最速60族(ガオガエンなど)+1

このパーティのS操作を担当します。相手のパーティが「上から殴る系」だとトリックルームを、「中速で固めたもの」だと追い風を、いわゆる「ガチトリル」だと とりあえず様子見→余裕があればトリル返し のようにするのがいいと思います。また、トリル最終ターンを両守るで乗り切ろうとする相手には追い風をして、常に相手の上を取ることができます。
持ち物はサイコシードです。このルールではメガストーンやZクリスタルを持たせられないので 叩き落とす を覚えたポケモンが非常に多く、悪タイプが4倍のルナアーラにとってはとても辛いです。しかしサイコシードは消費アイテムであり、発動すると持ち物を持っていない状態になれるため、通常通り威力65の 叩き落とす を受けることができます。ファントムガードがあるので、威力65の 叩き落とす なら耐えることができます。


f:id:kenpeace_poke:20200903060504p:plainツンデツンデ
【ジャイロボール、いわなだれトリックルーム、守る@防塵ゴーグル/ビーストブースト】
167-201-231-*-110-16
(244-252-0-0-12-0 勇敢 S個体値0~1)

ゼルネアスキラーです。
性格は寂しがりより勇敢がいいと思います。このパーティの場合はツンデツンデをアタッカーではなくあくまでもゼルネアスキラーとして採用しているため、ガオガエンの不意のけたぐりのような予期せぬ技がとんできた時にも対応できるようになります。


f:id:kenpeace_poke:20200903060528p:plainカプ・テテフ
サイコショックムーンフォース、サイドチェンジ、守る@命の珠/サイコメイカー】
149-*-96-182-136-157(28-0-4-252-4-220 臆病)

H:10n-1
S:最速90族(カイオーガなど)+1

元はと言えば味方を先制技から守るために採用したポケモンでしたが、それがきっかけでルナアーラにサイコシードを持たせるという構想にたどり着きました。
素早さを最速90族+1にすると、自分のカイオーガと相手のポケモンとの素早さ関係を一方的に知ることができます。
・相手のポケモンの特性がこちらのカプ・テテフの特性より先に発動する→相手のポケモンはこちらのカイオーガより速い
・相手のポケモンの特性がこちらのカプ・テテフの特性より後に発動する→おそらく相手のポケモンよりこちらのカイオーガの方が速い
といった感じです。ここで素早さ関係を知ることができると、追い風をするかトリックルームをするかなどこちらの立ち回りがとても楽になります。


f:id:kenpeace_poke:20200903060548p:plainガオガエン
フレアドライブ、叩き落とす、蜻蛉返り、猫騙し@フィラの実/威嚇】
200-165-117-*-120-84(236-116-52-0-76-28 意地っ張り)

H:4n
HB:A特化グラードンの断崖の剣(ダブルダメージ、威嚇込)確定耐え
S:追い風下で最速99族(ゼルネアスなど)+2
トリル下で最遅90族(カイオーガなど)-1

全てを兼ね備えたとも言える最強のポケモン。伝説ルールでも使用率が常にナンバーワンだったことがその強さを物語っています。強すぎて特に言うことはありません。


f:id:kenpeace_poke:20200903060632p:plainラランテス
リーフブレード、馬鹿力、叩き落とす、守る@達人の帯/天邪鬼】
175-172-110-*-113-45(236-252-0-0-20-0 勇敢 S個体値0~1)

ほとんど選出しません。いわゆる「見せポケ」です。特性の天邪鬼により威嚇を受けると攻撃が上がるため、相手はガオガエンなどの特性が威嚇のポケモンを出しにくくなります。このルールで最強のポケモンが出されにくくなるので、パーティにいるだけでその強さを発揮してくれていました。


・選出
(表f:id:kenpeace_poke:20200903060649p:plainf:id:kenpeace_poke:20200903060703p:plainf:id:kenpeace_poke:20200903055831p:plain@1)
カプ・テテフで相手のポケモンの素早さを把握してルナアーラで追い風かトリックルームを選択し、裏の眼鏡カイオーガで一掃します。
ラスト一枠は、相手のパーティにゼルネアスがいる場合はツンデツンデに、ラランテスの通りがよさそうならラランテスに、特になければガオガエンにしましょう。(困ったらガオガエンにするのがいいです。なんでもできるので)


・おわりに

私はこの構築でINCを勝ち抜き、JCSに出場することになりました。機会があればJCSで使用したパーティの記事も出そうと思っているので、その際はそちらも読んでいただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。もしよろしければ、Twitter @kenpeace_pokeをフォローお願いします。