【シーズン20ダブル】使用構築
こんにちは、ケンピースです!
今回は、私がシーズン20(ダブルバトル)で使用した構築を紹介します。
※この記事内で触れる環境・考察などは、JCS2021後のものになっています。それ以前の環境については詳しくないため触れていないので悪しからず。
構築経緯
●ガブリアスとの出会い
私は、シーズン終了1週間ほど前に開催された、ガブリアス好き某配信者(名前を勝手に使っていいのか分からないので)さん主催の仲間大会で初めてガブリアスを使いました。高火力高耐久、ムダの無い種族値で非常に扱いやすかったので、このポケモンを中心に構築を組む事にしました。
●ガブリアスの隣のポケモン
私がガブリアスと相性がいいと考えるポケモンはピッピです。特性の フレンドガード でガブリアスの耐久を更に引き上げたり、この指とまれ でガブリアスにとんでくるドラゴン技を無効化したり、ダイアース や ダイスチル で更にカチカチになれたりします。また、このポケモンはどのポケモンと一緒に出しても使いやすいので、構築の柔軟性が高くなったとも言えます。
●氷、フェアリータイプ対策
ガブリアスの苦手な氷、フェアリータイプ対策にウツロイドを採用しました。採用理由は私が好きだからです。こちらも優れた種族値で、特性の ビーストブースト で火力が上がると手が付けられなくなってしまいます。
●バナコー対策
環境に多いポケモンに勝てるようにすれば、自然と勝率は上がるものです。このルールで最も対策すべきはバナコーだと思います。上からも下からも殴ってくるこの構築には多めに対策を割きたい所です。私は、フシギバナはエースバーン、コータスはツンデツンデで対策する事にしました。エースバーンは「フジタのエースバーン」を参考に、ツンデツンデは「コータスよりも遅く、タイプ相性で有利なポケモンを」ということで採用しました。スカーフエースバーンはほとんどのフシギバナを上から一撃で倒すことができ、ツンデツンデはトリル下で大ダメージを与えることができます。
エースバーンの枠は、ファイアローやファイヤーも試しましたが、ダイマックスをしてもしなくても使いやすく、柔軟性の高いエースバーンにしました。
●最後の1枠
ここまでの5匹でキツいのが霊獣ランドロスです。地面抜群が3匹で、かなり偏った構築になっています。それを解消出来るのがロトムです。ランドロスにめっぽう強く、また+で古の地震放電コンボもできるため相性が良さそうだということで採用しました。型が豊富で読まれにくいという利点もあります。
構築作りで重視する事
私がこのルールで構築を考える上で1番大切にしているのは「柔軟性」です。この言葉はこれまでにも何度か出てきましたが、様々な系統の構築が存在するこの環境で、どんな構築が相手でもそれなりに戦える構築が「強い構築」だと思っています。
具体的には、
①どのポケモンがダイマックスしても強い
②型が豊富なポケモンを使う
この2点を熟慮して構築を作りました。これらを意識する事で、相手にとって読みにくい、すなわち相手の判断ミスを誘いやすい構築になり、勝ちやすくなると思います。
個別解説
ガブリアス
【地震、岩雪崩、アイアンヘッド、剣の舞@命の珠/鮫肌】
189-200-116-*-106-148(44-252-4-0-4-204 意地っ張り)
H:10n-1
S:最速80族+3
Aに特化した珠ガブです。火力が高すぎてクセになります。ダイアース、ダイスチル の元となる地震、アイアンヘッド は確定で、残り2枠の他の候補としては ドラゴンクロー、逆鱗、守る 等でしょうか。ただ、この指ピッピと並べることを考えると守りたい場面はほとんどなく、ドラゴン技は警戒されて通ることがほとんどないので 岩雪崩 と 剣の舞 を採用しました。
ロトム
【10万ボルト、ハイドロポンプ、放電、サイドチェンジ@オボンの実/浮遊】
155-*-128-165-128-115(236-0-4-196-4-68 控えめ)
C:11n、H252-D0 霊獣ランドロスをハイドロポンプで確定1発
S:準速61族+2
対ランドロス要員。ランドロスを一撃で倒せるよう、火力に多めに努力値を振りました。霊獣ランドロスのダイロックが6割ほど入るので持ち物はオボンにしました。
ウツロイド
【メテオビーム、ヘドロばくだん、トリックルーム、身代わり@パワフルハーブ/ビーストブースト】
205-*-108-152-152-130(164-0-252-36-4-52 図太い)
HB:A特化(205)メタグロスのアイアンヘッド耐え
C,D:ビーストブーストでCが上がるよう調整
S:準速77族(ヒードラン等)+1
ウツロイドのトリックルームは読まれることが少ないので成功率が高いです。また、努力値を防御に厚く振ることでも相手の計算を狂わせる事ができます。
身代わりは、最速ウツロイドなら縛れている相手(リザードン、原種サンダー等)の 守る や交代を読んで使います。こちらも大体成功します。
私はこのポケモンを半年以上前から使っていましたが、相手の読みを外せるという点でとても使いやすかったです。
ピッピ
【手助け、この指とまれ、お先にどうぞ、守る@進化の輝石/フレンドガード】
175-*-110-*-88-36(236-0-252-0-20-0 呑気)※S個体値0
H:16n-1
構築全体の耐久を引き上げるポケモン。特に言うことはないです。
ツンデツンデ
【ジャイロボール、岩雪崩、トリックルーム、守る@王者の印/ビーストブースト】
167-201-201-*-123-18(244-252-0-0-12-0 寂しがり)※B個体値17、S個体値0
A,B:ビーストブーストでAが上がるよう調整
対コータス要員で、トリルエースも担います。ダイマックスを他のポケモンに使うことも多いので持ち物は王者の印にしました。弱点保険、シュカ・ヨプの実も試しましたが、あまり発動回数が多くなく微妙でした。
エースバーン
【フレアドライブ、飛び跳ねる、不意打ち、アイアンヘッド@拘りスカーフ/リベロ】
155-184-95-*-96-171(0-252-0-0-4-252 意地っ張り)
選出
●基本選出
表裏@1
基本的にはピッピでこの指とまれをしながらガブリアスで 剣の舞 を積んでそのままダイマックスさせます。
●選出②
表裏@1
主にバナコーへの選出です。最も警戒すべきは初手バナコーで上から押しつぶされることなので、エースバーンは表に出します。サマヨコータスのような選出をされた時には、エースバーンをツンデツンデに即引きしてトリルを逆用します。
●選出③
表裏@1
JCS2021シニア優勝構築、テッカグヤ入り構築への選出です。特に霊獣ランドロスはロトムでしか倒せないので大切に使う必要があります。
●選出④
表裏@1
トリルがキツそうな構築やガチトリル構築への選出です。特にブリザポス入り構築には、ブリザポスが出てくる前にツンデツンデでダイスチルを積んでおきたいです。
終わりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私はこの構築で初めて最終3桁に入ることができました。これからも更なる高みを目指して頑張っていこうと思います。
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